抜け毛の種類⑤全頭脱毛症の対策
全頭脱毛症の対策についてですが、こちらも全身脱毛症同様に治療法・治療薬はまだ今の医学では見つかっておりません。
医療の現場では、自己免疫疾患の治療法は、対症療法(たいしょうりょうほう)が主に試されています。
対症療法とは、「表面的な症状の消失、または緩和を主な目的とする治療法」のことです。
つまり、対症療法は「病気の根本を治す」ものではありません。
全頭脱毛症の治療に限った話をすると、対症療法の代表としてはステロイド療法や免疫抑制剤などがあげられます。
免疫機能が何かの原因で「自分自身の細胞を異物と誤認して、攻撃してしまうこと」が、自己免疫疾患の原因だと言われています
免疫抑制剤とは免疫の誤作動が病気の原因なら、「その免疫自体の力を弱めて症状を抑える」という考え方を基にした治療法です。
免疫自体の力を弱らせることで、誤作動(自分自身の細胞への攻撃)の力も弱らせて症状を抑制させようというわけです。
この「免疫を弱らせて症状を抑える」ために、ステロイドという強い薬が使われるのです。
ステロイドには副作用があります。長期の使用が必要なこの疾患には医師の指導のもとに注意して使用することが大切です。
とくにアトピーなど肌が弱い方は使用には注意が必要です。
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