ハゲの予防に！意外と知らない育毛剤の正しい使い方 | 薄毛とつむじハゲに悩むハゲ家族の育毛ライフ

育毛剤を使うにあたって、効率的な使い方や自分のハゲの状況から合っている育毛剤を紹介していきましょう。
 

1.育毛剤はハゲ予防に使うべし

 

育毛剤はハゲる前に予防として使用するのが正解です。育毛剤は薄毛の特効薬ではなく、文字どおり毛を育てるものです。しかし髪の成長スピードは一日約0.3ミリと、とてもゆっくりです。また、育毛剤が頭皮に作用し、育毛をうながすようになるまでにも時間がかかります。つまり、ハゲてから使用しても遅いのです。
 
 
育毛剤が特に有効なのは、多くの男性を悩ませている男性型脱毛症です。男性型脱毛症のこわいところは、髪の成長期が短くなる症状だという点です。本来髪は生えはじめてから自然に抜けるまで、少なくとも2年以上は伸び続けます。しかし男性型脱毛症になると髪が伸びる期間が短くなり、細く短いまま抜けるようになってしまうのです。
 
 
男性型脱毛症が進行すると毛根が弱って髪を生やす力を失います。さらに悪化すると、毛根が死んで毛穴が閉じ、ツルツルになってしまいます。育毛剤は今ある毛を育てる薬剤ですから、毛根が死んだところにどれだけ使っても効果はありません。逆にいえば、毛穴さえ残っていれば育毛剤の効果が期待できます。
 
 
ハゲを予防したいのなら、毛が伸びるスピードがハゲるスピードに勝てばいいのです。育毛剤はそれを可能にするものだと考えてください。男性型脱毛症は20代から発症することもあり、早めの予防が肝心です。最近髪が薄くなってきた気がするという人はもちろん、将来ハゲたくない人も予防として育毛剤を使用することをおすすめします。
 
 

2.ハゲは治せない？育毛剤の役割

 
ハゲがかなり進行している人が育毛剤を使用しても、むかしのようにフサフサというわけにはいきません。育毛剤は治療薬とは違ってスーパーやネットでも買えますし、医師の診断を受けなくても使用できます。気軽に使用できる分、治療薬よりも効果が緩和されています。では育毛剤はインチキなのかというと、それは違います。病院で処方される治療薬と市販されている育毛剤では、そもそも役割が違います。2つを薄毛の進行度合いによって使い分ける必要があるのです。
 
 
治療薬と育毛剤はどう違うのでしょうか。国の定める基準をもとに見ていきましょう。育毛剤は薬事法によって管理されています。薬事法では人体に作用するものを医薬品、医薬部外品、化粧品の3つに分類しています。医師から処方される治療薬は、医薬品に該当します。育毛剤の多くは医薬部外品、または化粧品です。
 
 
医薬部外品・薬用と表記された育毛剤は、薄毛の予防とゆるやかな改善が期待できます。なんの表記もない育毛剤は、化粧品に分類されます。ヘアトニックとも呼ばれ、頭皮を清潔に保つことが目的です。
 
 
薬は効果が強ければいいというものでもありません。医薬品に指定されているものはそのぶん人体への刺激も大きく、医師から処方されなければ使用できません。健康な頭皮に強すぎる薬を使うと、かえって悪影響を及ぼす可能性があります。薄毛の予防が目的の場合は、育毛剤を使用するのがベターです。
 
 

3.効果的な育毛剤の選び方！「フィンジア」で血行促進してハゲ予防

 
育毛剤は数が多いので、どれを選ぶべきか迷ってしまうと思います。育毛剤は効能ごとにタイプがあります。薄毛になる原因は人それぞれで、生活習慣が関係していることがほとんどです。育毛剤を選ぶときは、自分の生活習慣に薄毛の原因が隠れていないかチェックしてみましょう。
 
 
肩や首にこりがある人、冷え症の人には「血行促進タイプ」がおすすめです。髪に必要な栄養は血液となって運ばれます。頭皮の血行が悪いと髪が栄養不足になり、成長を止めてしまいます。頭皮の血行促進をする成分として、セファランチンやセンブリエキスなどが有名です。人気の育毛剤「フィンジア」にはその両方が含まれているのでおすすめです。
 
 

 
 
フィンジアに含まれる成分の中で、もう一つ注目したいのが「ピディオキシジル」です。この成分は専門の薄毛治療に用いられる「ミノキシジル」に似た化学式を持っています。ミノキシジルはもともと高血圧の人向けの血管拡張剤として使われていました。しかし使用した患者の髪が増えたため、育毛効果があると注目されるようになりました。
 
 
しかし血行促進に効果がある反面、皮膚がかゆくなったり発疹が出たりといった副作用がありました。また、もともと飲み薬だったため、頭皮に塗った場合の吸収率が非常に悪かったのです。この2つのデメリットを解消したのがピディオキシジルです。副作用がなくなり、塗り薬にしたことで頭皮への吸収率も改善されました。安全に血行促進が期待できるという点では、オリジナルを上回っているといえるのではないでしょうか。
 
 

4.食生活が乱れがちな人向け！ハゲを予防する育毛剤「THE SCALP5.0c」

 
食生活が乱れがちな人におすすめなのは、「毛母細胞を活性化するタイプ」の育毛剤です。毛母細胞は毛穴の奥に存在する、髪をつくっている細胞です。人間の体は生命維持に重要な部分を優先して栄養を届けようとします。残念ながら髪の優先順位は非常に低いです。そのため、育毛剤によって直接頭皮に栄養を与え、毛母細胞の活性化をしようというわけです。
 
 
「THE SCALP5.0c」は毛母細胞の活性化を重視した育毛剤なのでおすすめです。代表的な成分が「オクタペプチド-2」と「オリゴペプチド-41」です。オクタペプチド-2はグロースファクター（成長因子）の一種です。8つのアミノ酸を合成したもので、毛髪の成長に重要なバルジ領域の活性化が期待できます。
 
 

 
 
バルジとは毛根にある、髪をつくる司令塔ともいうべき領域です。バルジ領域の中には毛包幹細胞と色素幹細胞、2つの細胞が存在します。毛包幹細胞は髪をつくる毛母細胞になり、色素幹細胞は髪の色素を生み出します。どちらも健康な髪をつくるために不可欠な細胞です。オクタペプチド-2はこのバルジを活性化させる成分なのです。バルジ領域が活性化していれば、黒々とした健康な髪が維持できるため、ハゲ予防にはとても重要です。
 
 
オリゴペプチド-41は13個のアミノ酸からなる合成ペプチドです。毛母細胞の分裂をうながす成長因子です。髪は毛母細胞が細胞分裂することによって伸びていきます。そしてその細胞分裂を命令しているのがFGF-7という成長因子です。FGF-7は体内で生成されますが、体外から摂取しても有効とされています。オリゴペプチド-41はFGF-7に似たはたらきをすると同時に、FGF-7の生成をうながす作用もあるとされている成長因子なのです。
 
 

5.フケが多い人必見！保湿してハゲから頭皮を守る「Deeper3D」

 
フケが気になる人には「頭皮保湿タイプ」または「皮脂抑制タイプ」がおすすめです。フケには乾性と脂性があります。乾性のフケは頭皮の乾燥によって、脂性のフケは皮脂の過剰分泌が原因で発生します。どのタイプのフケが出るかによって、重視すべき成分も違います。
 
 
たかがフケとあなどってはいけません。たまったフケにカビが繁殖することで引き起こされる脱毛症も存在します。また、フケが大量に出るということ自体が、頭皮の異常を知らせるサインです。もしかしたら、ハゲが進行しつつあるのかもしれません。
 
 
乾性の場合、白い粉のような小さいフケがパラパラと落ちてきます。「頭皮保湿タイプ」を使って頭皮の乾燥を防ぐといいでしょう。頭皮の乾燥の原因として、皮脂が足りていないということが考えられます。皮脂は本来頭皮を乾燥や刺激から守る役割があります。皮脂が不足することで、頭皮の水分が守られず蒸発してしまっているのかもしれません。
 
 
保湿効果のある成分を配合した育毛剤は多くありますが、代表的なものに「Deeper3D」があります。注目すべきはヒアロベールという成分です。保湿成分としてヒアルロン酸が有名ですね。女性用化粧品には必ずと言っていいほど入っています。ヒアロベールはそのヒアルロン酸の17倍もの吸着力をもつという驚異の成分です。Deeper3Dで水分を守り、頭皮の環境を改善しましょう。
 
 

 
 

6.皮脂の過剰分泌とハゲの原因をダブルブロック！「チャップアップ」

 
脂性の場合、黄色っぽくフレーク状のフケが髪についていることが多いです。たまった皮脂が固まり、はがれ落ちたものです。脂性のフケが多い人には、「皮脂抑制タイプ」をおすすめします。もともと皮脂は頭皮に必要なもので、適度な量なら問題ありません。しかし脂性のフケが多い人は、皮脂が過剰分泌されている可能性があります。ぜひ「チャップアップ」を試してみてください。
 
 

 
 
皮脂の過剰分泌の原因は、DHT（ジヒドロテストステロン）の発生が考えられます。男性型脱毛症の原因として悪名高いDHTですが、皮脂の過剰分泌にも関わっていたのです。DHTは男性ホルモンの一つテストステロンと還元酵素5αリダクターゼが結びつくことで発生します。必要な男性ホルモンを保ちつつDHTを抑制するには、5αリダクターゼのはたらきを阻害することが重要になります。
 
 
5αリダクターゼを抑制する成分として有名なのはノコギリヤシです。前立腺肥大症の改善に効果があるとして、研究が進められています。原因が同じ5αリダクターゼであるため、皮脂の過剰分泌にも効果が期待できます。チャップアップにはノコギリヤシのほかオウゴンエキスなど、5αリダクターゼを抑制すると有名な成分が多く含まれています。
 
 

7.絶対にハゲを予防したいなら…押さえておきたい育毛剤の使い方

 
育毛成分を頭皮にしっかり浸透させるためには、頭皮が清潔であること、睡眠をとることが重要です。そのため育毛剤を使用するタイミングは髪を洗ったあとがベストです。
 
 
育毛剤を効率よく使用するためには、まず頭皮の汚れを洗い流す必要があります。シャンプーをすることは頭皮を清潔にするだけではありません。お湯で体を温めることと頭皮のマッサージも同時にできるため、頭皮の血行促進の意味でも重要です。薄毛を気にするあまり力を込めて頭皮をこすってしまう人がいますが、それは間違いです。頭皮を傷つけないよう、指の腹で優しくもみましょう。
 
 
シャンプーの後は、泡が残らないように十分にすすぎます。そして、すぐにタオルで拭いて水気をとり、ドライヤーで乾かしましょう。自然乾燥は厳禁です。すすぎ残しや濡れたまま放置することは、雑菌を繁殖させるもとになってしまうのです。せっかく汚れを洗い落としても、雑菌を繁殖させてしまっては育毛剤の効果も半減します。育毛剤を使う前は、頭皮を清潔にしましょう。育毛剤のつけ方は、それぞれの用法用量にしたがってください。
 
 
次に重要なのが睡眠です。髪のゴールデンタイムという言葉を聞いたことがありませんか？夜の22時から2時は、成長ホルモンが分泌される時間帯のため、22時までには寝るべきとされています。しかし、それは正確ではありません。実際には、成長ホルモンはノンレム睡眠つまり深い眠りのときに多く分泌されます。そしてノンレム睡眠は入眠後3時間以内に多くおとずれます。
 
 
成長ホルモンは細胞分裂の促進や、栄養の代謝などに作用します。育毛剤の成分を頭皮に作用させるためには、成長ホルモンが不可欠なのです。より髪の成長をうながしたいのなら最低でも3時間以上、ぐっすり眠るべきということです。
 
 

8.継続は力なり！ハゲ予防の極意

 
予防として育毛剤を使用するうえでもっとも重要なことは、継続して使用するということです。数日使用しただけで効果がないと判断して、または別の育毛剤を試そうとして、使用をやめてしまってはいけません。髪の成長速度はとてもゆっくりです。育毛剤を1週間使用しただけでは、効果が出ているかどうか判断できないのです。
 
 
ではどのくらい続ければいいのかというと、それは人それぞれです。3か月で効果が実感できたという人もいれば、2年という人もいます。ハゲの原因は生活習慣と深くかかわっており、健康的な生活を送っている人ほど改善しやすいと考えられます。育毛剤をはじめて使用しようとしている人は、長期間使うことにためらうかもしれません。育毛剤を毎月購入するとなると費用もかさみますから、ためらうのも当然です。
 
 
治療なら完治すれば終わりですが、予防の場合は薄毛にならない状態を維持するのが目的で、終わりのないことです。毎日歯をみがくのと同じ感覚で、日常の習慣として育毛剤を使用するのがいいでしょう。そのためには、効果があって続けやすい値段の育毛剤選びが大切です。ここで紹介した育毛剤を参考に、あなたにぴったりの育毛剤を見つけてください。
 
 

9.まとめ