副作用のリスクを回避せよ!安全な育毛剤の選び方
1.育毛剤による副作用
育毛剤を使用して頭皮にかゆみや湿疹がでたり、頭痛やめまいなどの体調不良を感じたりといった経験をした人も少なからずいると思います。配合されている成分によっては、副作用を引き起こすものもあります。特にミノキシジルなどの発毛成分を配合した育毛剤は、発生するリスクが高まります。
また、人によっては配合されている成分の中にアレルギー成分が含まれていたため、かゆみなどの症状が引き起こされることがあります。
自分の身体に合わない製品を使用し続けることで、頭皮環境を悪化させてしまいます。抜け毛や薄毛を促進させる結果となるのを防ぐためにも、育毛剤によって引き起こされる症状と副作用の可能性の低い安全な育毛剤選びについて解説してまいります。
2.効果の高い育毛成分にひそむリスク
副作用が発生する可能性が高い成分として、ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドがあげられます。
紹介した3つの成分は発毛効果が高いため発毛成分とも呼ばれています。発毛成分が配合されている育毛剤は第一類医薬品という指定がされています。
正確には第一類医薬品などの一般医薬品として指定されている製品は「発毛剤」と呼び、医薬部外品の製品を「育毛剤」と呼びます。しかし、今回はわかりやすくどちらも育毛剤と呼んでいます。
一般医薬品(第一類~第三類)などに指定される製品は、薬剤師または認可を受けた販売者しか販売できない製品です。医薬部外品はコンビニやスーパーマーケットなどのような一般店舗でも販売・購入が可能となっている製品です。
そのほかにも処方箋医薬品というものがあり、こちらは医師の処方箋がないと販売できない製品となっています。発毛成分が配合されている一般医薬品や処方箋医薬品の製品は発毛効果が高いですが、そのぶんかゆみなどの症状がでる可能性が高いです。
医薬部外品に指定されている製品は、基本的に症状が発生する可能性が低い製品となっています。
3.重篤な副作用の症状について
ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドといった成分の発毛効果は高いのですが、副作用の症状が重い場合があります。
まず、ミノキシジル配合の製品による重篤な症状について紹介いたします。
ミノキシジルが配合されている海外で有名な製品にロゲインがあります。また、日本でノキシジル配合されている製品ではリアップがあります。
ロゲインの開発段階で3名、市販化されたリアップの使用中に3名が育毛剤との因果関係は不明としながらも循環器疾患で死亡しています。リアップに関しては1999年の発売当初から2003年までに循環器系の症状が500例寄せられていたことが、2003年9月の政府・厚生労働省からの答弁で明らかになりました。
そのため、心臓や腎臓に障害のある方には影響を及ぼす可能性があるため、使用前に医師か薬剤師に相談して、使用するようにと注意書きが記述されています。
次にフィナステリド配合の製品による重篤な症状について紹介いたします。フィナステリドはプロペシアの商品名で多くの国で販売されています。
国内臨床試験時は、フィナステリドは特に重篤な症状は報告されていないとしていました。しかし現在は、プロペシア錠を飲むことによって、頻度不明ながらも肝機能障害が起こり得るとされています。
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デュタステリドは死亡リスクや他の重篤な副作用の危険性については十分なデータがないそうです。しかし、重大な副作用として肝機能障害・黄疸が起こるとされています。
また、フィナステリドとデュタステリドは子供と女性には絶対に使用してはいけないとしています。2つの成分は子供や女性のホルモンバランスを乱してしまう可能性があるためです。
それでは、ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドの3つの成分について起きる可能性のある症状について個別に紹介いたします。
4.ミノキシジルでおきる副作用の症状
ミノキシジルはアメリカのアップジョン社が血管拡張薬として開発した成分です。のちに発毛効果があることがわかり、はげや脱毛症の治療用としてミノキシジル配合の製品ロゲインを販売しました。
ミノキシジルは、もともと血管拡張薬として開発されているため、心臓や腎臓などの循環器系に影響を及ぼす可能性があると考えられています。また、高血圧や低血圧の人にも影響を及ぼす可能性があるため、医師や薬剤師に相談のうえで使用することが望まれます。
ミノキシジルを使用した際に起こる可能性のある症状には次のようなものがあります。
【ミノキシジルを使用した際に起こる可能性のある主な症状】
- ・皮膚⇒頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけ、使用部位の熱感など
- ・精神神経系⇒頭痛、めまい気が遠くなるなどの症状
- ・循環器⇒胸の痛み、心拍が速くなる
- ・代謝系⇒原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみなどの症状
などの症状があります。
5.フィナステリドでおきる副作用の症状
フィナステリドはアメリカのメルク社が開発した成分で、もともとは前立腺肥大の治療薬として販売されていました。その後の研究でAGA(男性型脱毛症)において毛髪の成長に効果があると認められ、プロペシアの商品名で多くの国で販売されています。
フィナステリドはAGA(男性型脱毛症)の原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を生成する5αリダクターゼを阻害する効果があることがわかっています。
DHTは男性ホルモンの一種です。フィナステリドは男性ホルモンの一種であるDHTに影響を与えます。その男性ホルモンに影響を与える作用が、成長ホルモンにも影響を与えるので未成年である子供に悪影響をあたえるので使用が認められていません。また、ホルモンバランスが乱れてしまうということで女性に対しても使用が認められていません。
フィナステリドを使用した際に起こる可能性のある症状には次のようなものがあります。
【フィナステリドを使用した際に起こる可能性のある主な症状】
- ・生殖器関連⇒性欲減退、勃起機能不全、射精障害、精液減少など
- ・それ以外の症状⇒乳房肥大、抑うつ症状、めまい、肝機能障害など
- ※しかし、これらの症状は全体の1~2%と非常に少ない割合で発生する症状となっています。
フィナステリドが本当に恐ろしいのは、妊娠中の女性の胎児に影響を与える可能性があるというところです。そのため、妊娠中や子づくり中の方は、使用を控えた方がいいでしょう。
また、経皮吸収によって触れただけでも皮膚からフィナステリドを吸収してしまいます。誤って妊婦や子供が触れないように、フィナステリドの配合された製品は保管場所に気を付けていないといけません。
また、フィナステリドの服用中は献血をしてはいけないことになっています。フィナステリド服用中の方の献血でとられた血が、妊婦や子供などに輸血されるおそれがあるためです。献血をする際は、最低でも1か月ほど薬が身体から抜けるための休薬期間をとる必要があります。
6.デュタステリドでおきる副作用の症状
デュタステリドはイギリスのグラクソ・スミスクライン社が前立腺肥大症の治療薬として開発した成分です。フィナステリドと同様に5αリダクターゼを抑制することでDHTの生成を阻害します。
フィナステリドは2型5αリダクターゼに効果を発揮するのですが、デュタステリドは1型と2型の2つの5αリダクターゼに効果を発揮します。
1型5αリダクターゼは、全身の皮脂腺に分布していて、後頭部と前頭部に影響を与えます。2型5αリダクターゼは、毛乳頭と呼ばれる髪の生成に関わる部分に分布していて、頭頂部と前頭部に影響を与えます。
デュタステリドは1型と2型の5αリダクターゼに効果を発揮するので、AGA治療に関してフィナステリドよりも効果が高いとされています。
デュタステリドはフィナステリドと同様に女性や子供の使用が禁止になっています。また、重度の肝臓機能障害のある人、製剤成分に過敏症の既往歴のある人、フィナステリドに過敏症を示した人にも使用が禁止されています。
【デュタステリドを使用した際に起こる可能性のある主な症状】
- ・勃起不全、性欲減退、乳房痛などの乳房障害、精液量減少など
デュタステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬として開発されているので、勃起不全などの性的影響に関する症状が起こりやすいようです。
デュタステリドもフィナステリドと同様に服用中の方は献血をしてはいけないことになっています。さらに、フィナステリドよりも血液に成分が残っている期間が長いので、服用をやめてから6か月間は献血が禁止されています。
7.リスクの低い育毛剤選びのポイント
副作用がでる可能性が高いといわれる成分であるミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドの3つの成分について紹介してまいりました。
いずれも医薬品として認可されており、AGA対策にも良い効果を発揮しますが、副作用によって重篤な症状が出る可能性があります。また、子供や妊婦のいる家庭では、誤って触れないようにするために保管場所などに気をつけなくてはいけない成分もありました。
そこで、副作用のリスクが低い安心して使用できる育毛剤を選ぶポイントについてご紹介してまいります。
重篤な症状が発生する心配が少ない製品を選ぶには、医薬品の製品ではなく医薬部外品の製品を検討することをおすすめいたします。
しかし、医薬部外品であるなら安心して使用できるかというと、そうではありません。たとえば、多くの医薬部外品の製品には、育毛成分の保存や水と育毛成分が混ざりやすくするためにエタノールなどのアルコール類が使用されている可能性があります。なので、天然成分配合の無添加・無香料のアルコールフリーの製品を検討する必要があります。
また、配合されている成分の中に自分にとってアレルギーとなる成分が配合されていないか、きちんと調べて購入しなくてはいけません。
そして一番大切なのは、育毛に効果が期待できる成分が、配合されていることが重要になります。
【副作用の低い育毛剤選びのポイントまとめ】
- ・医薬品の製品ではなく医薬部外品の製品を検討する
- ・天然成分配合の無添加・無香料のアルコールフリーの製品を検討する
- ・エタノールなどアルコール成分配合の育毛剤は合わない場合がある
- ・自分のアレルギー成分が配合されていないか調べて購入する
- ・育毛に効果が期待できる成分が配合されているか確認する
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8.副作用のリスクが低いおすすめの育毛剤
ここまでの話をまとめると、医薬部外品で天然成分配合の無添加・無香料のアルコールフリーで育毛効果の成分配合の製品がおすすめということになります。
8-1.天然由来成分の育毛剤「チャップアップ」
その条件をほぼ満たすのがチャップアップです。チャップアップは多くの植物エキスを使用し、頭皮に影響を与えるものを使用せず、無添加・無香料を実現しています。育毛有効成分としてセンブリエキス、グリチルリチン酸、ジフェンヒドラミンHCを配合し頭皮環境を整え髪の成長をサポートします。
それ以外にも皮脂の過剰分泌を抑える成分としてダイズエキス、ドクダミエキス、オドリコソウエキスを配合しています。その他にも5αリダクターゼの生成を抑制する成分として、オウゴンエキス、チョウジエキス、ヒオウギ抽出液などが含まれています。
また、チャップアップは他の一般医薬品の製品と違い、女性も安心して使用できる製品となっています。
チャップアップは天然由来の成分を多く配合した、無添加・無香料の安全に使用できるおすすめの育毛剤となっています。
公式サイトで詳しい成分を見てみましょう↓
8-2.副作用無しで発毛促進「M-034」を超えた『キャピキシル』配合の育毛剤ザ・スカルプ5.0C
M-034には、ミノキシジルと同等の発毛促進効果があるといわれています。ペルベチアカナリクラタエキスには、保湿効果による頭皮環境を整える働きとイソフラボンや成長因子による育毛効果が期待できます。スサビノリエキスには、毛髪を力強く成長させるので、毛髪の強度向上に効果が期待できます。3つの海藻エキスがイクオスの軸になっています。
そのほかにも多くの天然由来成分で炎症や皮脂の過剰分泌を抑えたり、頭皮環境を整えたりして、育毛をサポートしていきます。
その「M-034」をも超えた新育毛成分『キャピキシル』という成分があります。
キャピキシルの成分は、ご存じのようにアセチルテトラペプチド-3(成長因子)とアカツメクサ花エキス(植物エキス)です。これらの成分は、簡単に言えばタンパク質やイソフラボンの一種ですので基本的に人体に悪影響を及ぼしたり、皮膚への刺激となることはありません。
8-3.安全安心の国内生産育毛剤「イクオス」
そして、もうひとつ副作用のリスクが低い育毛剤としてイクオスがおすすめです。
イクオスは独自調合されたスカルプケア成分Algas-2が配合されています。Algas-2には、海藻由来のスカルプケア成分M-034と海藻エキスであるペルベチアカナリクラタエキスが組み合わせて調合されています。
さらにイクオスは大幅リニューアルにより、天然由来成分スサビノリエキスを配合しています。また、イクオスは製造過程にもこだわり国内工場で徹底した品質管理で生産をおこなっていますので、安全性が非常に高いです。
頭皮の負担になる成分をさけ天然成分を使用し、無添加の育毛剤となっています。ですので、副作用のリスクが低い育毛剤としておすすめです。
まとめ
- 1.育毛剤による副作用
育毛剤の副作用でよくいわれることは「めまいや頭痛、頭皮のかゆみや疾患」が多いです。人によっては配合されている成分の中にアレルギー成分が含まれていた場合もありますが、自分に合わない成分が入った育毛剤を使うことで、髪にも健康にも被害がでてしまいます。 - 2.効果の高い育毛成分にひそむリスク
ミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドの3つは特に機をつけて欲しい成分です。発毛効果は高いとされていますが、そのぶんかゆみなどの症状がでる可能性が高いです。 - 3.重篤な副作用の症状について
過去に死者を出してしまった「ロゲイン」。心臓や腎臓に障害のある方には影響を及ぼす可能性があるので石や薬剤師はの相談は不可欠です。他にも肝機能障害が起こり得たり、子どもや女性には使用禁止されている成分にはそれなりの理由があるようです。 - 4.ミノキシジルでおきる副作用の症状
ミノキシジルは、もともと血管拡張薬として開発されているため、心臓や腎臓などの循環器系に影響を及ぼす可能性があります。 - 5.フィナステリドでおきる副作用の症状
フィナステリドは、もともとは前立腺肥大の治療薬として販売されていましたが、成長ホルモンに影響を与えてしまったり、ホルモンバランスを崩す恐れがあります。皮膚からも吸ってしまう恐れがあるので、女性や子どもが周りにいる場合は要注意です。 - 6.デュタステリドでおきる副作用の症状
デュタステリドは前立腺肥大症の治療薬として開発された成分ですが、こちらも育毛効果が高いです。しかし重度の肝臓機能障害のある人、製剤成分に過敏症の既往歴のある人や、子ども女性に影響があるため、使用には注意が必要です。 - 7.リスクの低い育毛剤選びのポイント
副作用のある成分は、育毛効果も高いとされていますが、副作用がなく安全で効果も期待できる育毛剤も近年発売されています。副作用のない育毛剤を選ぶポイントは大きく5つあります。 - 8.副作用のリスクが低いおすすめの育毛剤
天然由来成分の育毛剤「チャップアップ」や副作用無しで発毛促進効果が高いキャピキシル配合の育毛剤「ザ・スカルプ5.0C」、安全安心の国内生産育毛剤「イクオス」がおすすめです。
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